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  • ロウソクと蛍光灯 ―照明の発達からさぐる快適性

    乾正雄著 / 祥伝社、2006年

照明について欧米と比較するとき、よく日本の照明は「明るすぎる」と評価されます。
なぜこのような差が生じたのか。

本書では、産業革命などの契機や歴史的背景、気候、緯度の違いとそれに伴う建築様式の違いなどに触れながら、その理由を分かりやすく解説しています。
特に日本人の明るさ好きは、2つの歴史的事件―明治維新でガス灯の明るさに驚き、大戦後は蛍光灯の明るさに驚いたこと―によるもので、著者は、その流れに無理はないとしながらも、本来の快適性(心地よさ)の意味を見直すべきと主張しています。

東日本大震災以降、まさに過渡期を迎えた日本の照明に、ある道筋を示してくれる一冊といえるでしょう。