大林先生に質問!体内リズムと光のシンクロについて2020.09.14

光が人体に及ぼす影響については、世界中で多くの研究成果が報告されています。
今回は、医学的な立場から、光が体のリズムや健康に及ぼす影響について疫学的手法を用いて明らかにされている大林先生に、4つの質問をしてみました。

(質問1)体のリズムと光がシンクロしてるって本当?
(質問2)体のリズムが乱れると、眠れなくなる?
(質問3)光で認知機能障害やうつ症状を予防?
(質問4)健やかに過ごすには、何色の光が良い?


睡眠、認知機能、うつ症状、…。
大林先生による解説では、体内リズムが“シンクロ”する光が、私たちのさまざまな機能に影響を及ぼしていることが紹介されています。今無意識に浴びている光が、数年後の健康につながっていることを示す具体的な実験結果には、光を受動的ではなく能動的に「選択」する重要性を感じ、改めて身の引き締まる思いがしました。

4つの質問に対する大林先生の解説は、ぜひ動画でご覧ください。


質問1

体のリズムと光の関係:体のリズムと光がシンクロしてるって本当?

A:本当です。
光を浴びる時刻によって、体のリズムが前進したり後退したりすることがわかっています。
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質問2

体のリズムの乱れが引き起こす悪影響:体のリズムが乱れると、眠れなくなる?

A:睡眠と体のリズムは強く関連しています。
体のリズムが乱れていると、眠るべきタイミングに眠気が生じず、入眠障害につながると考えられています。
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質問3

高齢者施設での光の実験例:光で認知機能障害やうつ症状を予防?

A:ある高齢者施設での実験によると、日中明るい光環境にいる人のほうが、認知機能が高く維持され、うつ症状が少なかった、と報告されています。
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質問4

体のリズムと光の色の関係:健やかに過ごすには、何色の光が良い?

A:体のリズムへの影響が大きいのは、短波長の光です。
夜に短波長の光を浴びると、睡眠を促すホルモンの分泌を減らしてしまいます。反対に、昼に浴びる光は短波長・高色温度であるほうが健康へ良い影響を与えると考えられます。
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大林 賢史  Kenji Obayashi
奈良県立医科大学 疫学・予防医学講座 特任准教授
専門分野は、時間疫学、循環器内科学。主な受賞に、日本医師会医学研究奨励賞(2018年)、日本疫学会奨励賞(2018年)、日本時間生物学会学術奨励賞(2014年)など。