安河内朗 氏 インタビュー2016.11.30

光に対して人間がどう反応するか、まだまだ知られていない部分があるのかもしれない。

光をひも解くべく、今回お話を伺ったのは、
九州大学大学院で、生理人類学・人間工学を専門に研究されている安河内朗先生。

現代の私たちは、高度文明下の人工環境に身体を曝していますが、
700万年に及ぶ人類史のスケールからすると、このような環境になったのはごく最近のこと。
安河内先生は、人間の、特に生物としての特徴を、
進化・適応の時間軸の中から理解・活用し、企業との共同研究などを通じて積極的に発信されています。

光の研究でわかってきたこと、これからわかるかもしれないことについて伺ってきました。



2012年には、PAデザイン、すなわち人間の生物学的特性に配慮したデザインについてもご講演いただきました。あわせてお楽しみください。
安河内朗 『光のPAデザインとは』
http://www.hikariiku.com/mariot-club/eye/pa/index.htm



安河内 朗  Akira Yasukouchi
九州大学大学院 芸術工学研究院 教授
1977年九州芸術工科大学卒業。大学院、同大学助手を経て、1982~1990年労働省産業医学総合研究所にて生理人類学的立場から労働衛生に取り組む。1986年理学博士。1990年九州芸術工科大学 助教授。1999年同大学 教授。2003年九州大学と九州芸術工科大学の統合により現職。2008年~2010年九州大学 副学長。2005年~2009年、2013年~大学院芸術工学研究院長、大学院芸術工学府長、芸術工学部長、現在に至る。
科学技術文明下の人工環境に当たり前のように過ごしている現代人の適応性を、客観的な資料で検討し、真の快適性とは何かを追求している。例えば、照明を中心とした複合環境の快適性について生体リズムを中心に研究している。
また、企業との共同研究等では、特定の対象製品に対して人間に適合できる具体的条件を提案している。