• 空の名前
  • 空の名前

    高橋健司著 / 角川書店、1999年

空や天候、季節の移ろいを表す言葉が、雲、水、氷、光、風、季節の6つの章の中で、美しい写真とともに紹介されています。
まず、その言葉の豊かさに驚きます。
例えば水の章では、「雨」を表すだけで50もの日本語が掲載されています。いかに日本が四季に恵まれ、また、いかに日本人が季節の巡りとともに生きてきたかということに気づかされます。

しとしととそぼ降る雨、吹き抜ける緑色の風、雲の隙間から射し込む茜色の光。

1ページまた1ページと本を進めるなかで、現代に生きる私たちの心の中にも、こうした一つ一つの風景が光と彩りにあふれて蘇ってくるのです。